概要
肘折温泉の歴史は古く、807年(大同2年)に発見されたと伝えられています。豊後の国(現在の大分県)から来た源翁という翁が、地蔵大権現のお告げによってこの温泉を見つけ、傷ついた肘を湯に浸したところ、たちまち治癒したという伝説から「肘折」の名がついたと言われています。
日本有数の豪雪地帯に位置し、冬には3メートルを超える雪が積もることもあります。銅山川沿いに木造の旅館が軒を連ねる温泉街は、どこか懐かしい日本の原風景を思わせます。ここでは、宿泊客が自炊をしながら長期滞在する伝統的な「湯治」のスタイルが今なお根付いており、温泉の効能をじっくりと享受する文化が大切にされています。
代表的な泉質と適応症
肘折温泉の多くの源泉は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」に分類されます。塩化物泉は体を芯から温める効果が高く「熱の湯」とも呼ばれ、炭酸水素塩泉は肌の古い角質を落とし滑らかにする効果から「美肌の湯」として知られています。この二つの特徴を併せ持つお湯は、湯治に最適です。
- きりきず
- 末梢循環障害
- 冷え性
- 皮膚乾燥症
- アトピー性皮膚炎
お湯の特徴とベストシーズン
源泉温度は60〜80℃と高温で、豊富な湯量を誇ります。多くの旅館では、加水や加温をしない「源泉かけ流し」で新鮮なお湯を楽しむことができます。湯治場ならではの共同浴場も点在し、地元の人々との交流も旅の醍醐味です。
四季折々の魅力がありますが、特に雪景色の中で温泉情緒を味わえる冬は格別です。春は山菜、夏は避暑、秋は紅葉と、一年を通して豊かな自然を満喫できます。名物の「朝市」は、雪のない4月下旬から11月下旬まで毎朝開かれます。
アクセス
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分析書なしの施設
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分析書をアップロード周辺の観光・ご当地グルメ
- 肘折の朝市:地元のお母さんたちが採れたての野菜や山菜、きのこ、手作りの加工品を販売する名物市。
- 地蔵倉:温泉の発見伝説にまつわるパワースポット。巨大な岩壁が見どころ。
- 小松渕と不動の滝:美しい淵と滝が織りなす景勝地で、散策に最適。
- 黄金温泉カルデラ:国の天然記念物に指定されている世界的に珍しい地形。
- 山菜料理・きのこ汁:春から秋にかけて旬の山の幸をふんだんに使った郷土料理。
- 肘折こけし:丸い頭と素朴な表情が特徴の伝統工芸品。
- だんご・まんじゅう:温泉街で愛される昔ながらの素朴な和菓子。
参考文献
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