肘折温泉は塩化物泉の湯。美肌・傷の治癒に向く湯です。 泉質・効能・設備で宿を選んで予約できます。
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概要
肘折温泉の発見は、大同2年(807年)に遡ります。豊後の国(現在の大分県)からやってきた源翁という老人が、地蔵権現のお告げによってこの温泉を発見したと伝えられています。肘を折った際にこの湯で治療したことが「肘折」という名の由来になったという伝説も残っており、古くから骨折や傷に効く湯として知られてきました。
江戸時代には湯治場として栄え、現在もその面影を色濃く残す木造の旅館が軒を連ねます。長期滞在する湯治客のために自炊設備を備えた宿が多く、温泉街には毎朝「朝市」が立ち、地元の新鮮な野菜や山菜、きのこなどが並びます。この朝市は、湯治客と地元の人々との温かい交流の場ともなっており、肘折温泉ならではの風情を醸し出しています。
代表的な泉質と適応症
主泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」。塩化物泉は塩分が肌を覆い、湯冷めしにくいことから「熱の湯」と呼ばれ、保温効果が期待できます。また、炭酸水素塩泉は肌の古い角質を乳化させて洗い流す作用があり、「美肌の湯」としても知られています。これらの泉質が組み合わさることで、体を芯から温め、肌をすべすべにする効果が期待されます。
- きりきず温泉に含まれる塩化物イオンには殺菌作用が期待でき、傷の回復を助けると言われています。また、体を温めて血行を促進することで、皮膚の再生をサポートする効果も期待できます。
- 末梢循環障害「熱の湯」とも呼ばれる塩化物泉の高い保温効果により、体の芯から温まることで血管が拡張します。これにより手足の末端まで血流が促進され、循環の改善に役立つとされています。
- 冷え性肌に付着した塩分が薄い膜(ヴェール)を作り、入浴後も体内の熱が逃げるのを防ぎます。この高い保温効果により、湯上がり後もポカポカとした温かさが持続し、冷えやすい体質の改善が期待できます。
- 皮膚乾燥症炭酸水素塩泉が持つ、肌の古い角質を乳化させて洗い流す作用で、肌が滑らかになります。さらに塩化物泉の塩分が肌表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぐため、乾燥しがちな肌に潤いを与えます。
- 関節リウマチ
- 胃腸機能低下
お湯の特徴とベストシーズン
肘折温泉郷には40本以上の源泉があり、豊富な湯量を誇ります。多くの旅館が源泉かけ流しで、新鮮でパワフルなお湯を堪能できます。湯温は比較的高めですが、湯船で心地よく調整されています。春は山菜、夏は避暑、秋は紅葉、そして冬は3メートル以上にもなる雪壁に囲まれた幻想的な雪景色と、一年を通して異なる魅力があります。特に、静かに湯治を体験したいなら、雪深い冬の滞在も格別です。
アクセス
周辺の観光・ご当地グルメ
- 肘折の朝市:春から秋にかけて毎朝開かれる、湯治場の風物詩。
- 地蔵倉:開湯伝説の地。断崖絶壁からの眺めは圧巻。
- 黄金温泉(カルデラ温泉館):肘折温泉郷の一つで、茶褐色の含鉄泉が楽しめる。
- 小松淵:銅山川の清流が作り出した美しい淵。
- 月山:夏スキーや高山植物で知られる日本百名山。肘折は登山口の一つ。
- 山菜料理:春には採れたての新鮮な山菜を天ぷらやおひたしで。
- そば:山形名物の板そばや、地元産のそば粉を使った手打ちそば。
- だだちゃ豆(夏):鶴岡市周辺が名産地で、濃厚な風味が特徴。
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