概要
嬉野温泉の歴史は古く、8世紀に編纂された『肥前国風土記』にもその名が記されています。伝説によれば、神功皇后が戦いの帰路でこの地に立ち寄った際、一羽の白鶴が川で傷を癒しているのを見て温泉を発見し、兵士たちの疲れを癒したと伝えられています。皇后が「あな、うれしいの」と喜んだことから「嬉野」という地名が付いたという逸話も残っています。
江戸時代には長崎街道の宿場町として栄え、多くの旅人たちの心身を癒してきました。ドイツ人医師シーボルトもこの地を訪れ、その泉質の良さを記録に残しています。現在では、その滑らかな湯ざわりから島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉とともに「日本三大美肌の湯」の一つに数えられ、多くの観光客に愛されています。
代表的な泉質と適応症
嬉野温泉の主な泉質は「炭酸水素塩泉」です。ナトリウムを豊富に含み、pH値の高いアルカリ性の性質を持ちます。このお湯が角質化した皮膚を軟化させ、皮脂や分泌物を乳化して洗い流すため、入浴後には肌がすべすべとした感触になります。この「美肌効果」が、嬉野温泉最大の特徴です。
- きりきず
- 冷え性
- 皮膚乾燥症
- 関節リウマチ
お湯の特徴とベストシーズン
源泉温度は85~95℃と非常に高温で、無色透明、無味無臭です。最大の特徴は、まるで美容液のような「とろり」とした独特の肌触り。湯量も豊富で、多くの旅館で源泉かけ流しの湯を楽しめます。飲泉も可能で、胃腸や肝臓の働きを活発にすると言われています。
嬉野温泉は年間を通じて楽しめますが、特に新茶の香りを楽しめる春(4月~5月)や、紅葉が美しい秋(11月頃)がおすすめです。冬には「うれしのあったかまつり」が開催され、街なかが温かい灯籠の光で彩られます。
アクセス
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分析書なしの施設
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周辺の観光・ご当地グルメ
- 温泉湯どうふ:温泉水で調理することで豆腐がとろけるように柔らかくなる名物料理。
- 嬉野茶:日本茶の品評会で何度も最高賞を受賞している香り高い緑茶。
- 豊玉姫神社:美肌の神様として知られる豊玉姫を祀る神社。なまずの石像が有名。
- 轟の滝:高さ11mの三段の滝で、清涼感あふれる景勝地。
- 肥前吉田焼:400年以上の歴史を持つ磁器。窯元めぐりも楽しめる。
- シーボルトのあし湯:誰でも無料で利用できる足湯施設。
- 肥前夢街道:江戸時代初期を再現した忍者テーマパーク。
参考文献
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