痛風・高尿酸血症に推奨される2つのアプローチ
痛風は尿酸が関節に蓄積して激痛を引き起こす疾患です。温泉療法では「浴用」と「飲泉」の2つのアプローチで異なる泉質が適応とされています。
- 放射能泉(浴用): ラドンが皮膚から吸収され、自律神経の調整・抗炎症作用が期待される。日本では三朝温泉・増富温泉などが有名
- 炭酸水素塩泉(飲泉): アルカリ性の泉水が尿をアルカリ化し、尿酸の溶解度を高めて尿中への排泄を促進。ヨーロッパの「飲泉療法」でも尿酸排出に用いられる
放射能泉(ラドン泉)について
放射能泉とは、ラドン(²²²Rn)やラジウム(²²⁶Ra)などの放射性物質を含む温泉です。日本の温泉法では、ラドンを1L中30マッヘ(111Bq)以上含むものを放射能泉と定義しています。低線量放射線による「ホルミシス効果」が抗炎症・免疫調整に寄与するとされていますが、科学的には議論が続いています。
炭酸水素塩泉の飲泉による尿酸排出促進
重炭酸イオン(HCO₃⁻)を多量に含む炭酸水素塩泉の飲泉は、尿のpHを上昇(アルカリ化)させます。尿酸は酸性環境では溶けにくく、アルカリ性環境では溶解度が高まるため、尿中への尿酸排泄を促進する効果が期待されます。
参考文献
この症状に対応する泉質を詳しく知る
関連記事



