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鉄欠乏性貧血と含鉄泉|飲泉と浴用の効果・注意点を解説

公開 2026年5月6日·1分で読める

含鉄泉(鉄泉)は鉄欠乏性貧血に対して飲泉(飲む温泉水)の適応が認められています。二価鉄イオン(Fe²⁺)が豊富な泉水を適切な方法で飲用することで、鉄分補給を助けると考えられています。

対応する泉質
1種
目次
  1. 含鉄泉とは?鉄欠乏性貧血への作用
  2. 浴用としての含鉄泉

含鉄泉とは?鉄欠乏性貧血への作用

含鉄泉は総鉄イオン(Fe²⁺・Fe³⁺)を20mg/L以上含む温泉です。そのうち二価鉄イオン(Fe²⁺)は消化管からの吸収率が高く、飲泉により鉄分の経口補給が期待できます。環境省の飲泉適応症として「鉄欠乏性貧血」が明記されています。

  • 含鉄泉(炭酸鉄泉型): 二価鉄イオンが豊富でさびた釘のような独特の風味。飲泉に適している
  • 含鉄泉(緑礬泉型): 三価鉄イオンを多く含み、浴用での皮膚への作用が知られる

浴用としての含鉄泉

含鉄泉の浴用は、皮膚が酸化鉄(赤褐色)に着色しやすい特徴があります。貧血改善への浴用効果は飲泉ほど明確ではありませんが、温泉入浴全般の温熱作用による血行促進効果は一般的に期待できます。

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