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温泉めぐり・はしご湯の入浴順序|浸透圧・pH・泉質別の正しい順番

公開 2026年5月6日·1分で読める

複数の温泉を同日に入り歩く「はしご湯」では、入浴する順序が肌や体への影響を左右します。環境省の多言語化マニュアルに記載された浸透圧・pH・泉質別の推奨順序を解説します。

温泉めぐり・はしご湯の入浴順序|浸透圧・pH・泉質別の正しい順番
目次
  1. 浸透圧による順序の基本
  2. pH別の入浴順の目安

浸透圧による順序の基本

温泉の浸透圧は血漿(体液)と比較して①低張性(薄い)②等張性(同じ)③高張性(濃い)に分類されます。浸透圧が高い温泉は体への影響が強いため、はしご湯では薄い→濃い順が推奨されます。

  1. 低張性・等張性泉から始める

    単純温泉・炭酸水素塩泉など浸透圧の低い温泉からスタート。体を慣らします。

  2. pH中性〜アルカリ性泉

    塩化物泉・硫酸塩泉など中程度の刺激の泉質へ。

  3. 高張性・刺激の強い泉を最後に

    塩分濃度の高い塩化物泉(高張性)や酸性泉・硫黄泉は最後に楽しむ。

  4. 締めは単純温泉・ぬるめの湯

    最後に低刺激の温泉で体を落ち着かせると湯あたりしにくい。

pH別の入浴順の目安

  • アルカリ性泉(pH7.5以上)→ 中性泉 → 酸性泉(pH3未満)の順が皮膚への負担が少ない
  • 酸性泉の後は体をよくシャワーで流し、次の泉質の効果を十分に受け取れるようにする
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