コラム一覧温泉地ガイド
ONSEN AREAS

湯村温泉|98℃の荒湯が湧く、夢千代日記の里

公開 2026年5月9日·2分で読める

兵庫県北部の山間に佇む湯村温泉。平安時代開湯と伝わる古湯で、98℃の高温源泉「荒湯」がシンボルです。川沿いに湯けむりが立ち上り、温泉卵や野菜を茹でる「湯がき文化」が今も息づいています。

湯村温泉エリアの温泉 - 湯村温泉 魚と屋
湯村温泉 魚と屋
湯村温泉エリアの温泉 - 朝野家湯村温泉エリアの温泉 - 佳泉郷 井づつや
目次
  1. 概要
  2. 代表的な泉質と適応症
  3. お湯の特徴とベストシーズン
  4. アクセス
  5. 周辺の観光・ご当地グルメ

概要

湯村温泉の歴史は古く、嘉祥元年(848年)に慈覚大師円仁によって発見されたと伝えられています。温泉街の中心を流れる春来川のほとりには、元湯である「荒湯」が今もなお98℃の湯を毎分470リットルも湧出させており、その湯けむりが温泉情緒を醸し出しています。

この豊富な高温の湯は、古くから人々の生活と密接に結びついてきました。地元の人々や観光客が「荒湯」で卵や野菜を茹でる光景は、湯村温泉ならではの風物詩です。また、1981年に放送されたNHKドラマ『夢千代日記』の舞台となったことで全国的に知られるようになり、今も多くのファンが訪れます。

代表的な泉質と適応症

塩化物泉
炭酸水素塩泉
硫酸塩泉

湯村温泉の泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉」です。弱アルカリ性で肌触りが柔らかく、炭酸水素塩泉は肌の角質を乳化させて滑らかにする効果が期待できるため、「美肌の湯」として知られています。また、塩化物泉の成分が肌をコーティングし、湯冷めしにくいのも特徴です。

  • きりきず
  • 末梢循環障害
  • 冷え性
  • 皮膚乾燥症
  • 胃腸機能低下
  • 耐糖能異常(糖尿病)
  • 高尿酸血症(痛風)

お湯の特徴とベストシーズン

源泉温度が98℃と非常に高温なのが最大の特徴です。湯量が豊富なため、多くの旅館や共同浴場で源泉かけ流しの温泉を楽しむことができます。無色透明でほとんど無味無臭、肌への刺激が少ないため、どなたでも安心して入浴できます。

四季を通じて楽しめますが、特に冬は日本海の味覚である松葉ガニのシーズンとなり、温泉と美食を求める多くの観光客で賑わいます。雪景色に包まれた温泉街も風情があります。夏は新緑の中での川遊び、秋は紅葉狩りと、季節ごとの魅力にあふれています。

アクセス

羽田空港所要時間約3時間
経路飛行機で鳥取砂丘コナン空港へ。空港連絡バスでJR鳥取駅へ行き、JR山陰本線で浜坂駅下車、バスで約25分。
関西国際空港所要時間約4時間
経路JR特急「はるか」で新大阪駅へ。JR特急「はまかぜ」に乗り換え浜坂駅下車、バスで約25分。
東京駅所要時間約5時間30分
経路東海道新幹線で姫路駅へ。JR特急「はまかぜ」に乗り換え浜坂駅下車、バスで約25分。
新大阪駅所要時間約3時間30分
経路JR特急「はまかぜ」で浜坂駅下車、バスで約25分。

分析書ありの施設

まだ分析書が登録された施設はありません。お持ちの分析書があればぜひアップロードしてください。

分析書なしの施設

分析書をアップロードすると、ビジュアル化された分析書 Viewer で成分・効能・適応症をすぐに確認できます。

分析書をアップロード

周辺の観光・ご当地グルメ

  • 荒湯:98℃の源泉で温泉卵や野菜を茹でる「湯がき体験」ができます。
  • 夢千代館:ドラマ『夢千代日記』の世界観を再現した資料館。
  • 足湯「ふれあいの湯」:春来川のほとりにある無料で利用できる足湯。
  • 但馬牛:日本を代表するブランド牛。ステーキやしゃぶしゃぶで味わえます。
  • 松葉ガニ(冬期):冬の日本海を代表する味覚の王様。
  • 栃餅:地元で採れる栃の実を使った、素朴な味わいのお餅。
  • リフレッシュパークゆむら:水着で楽しめる温泉健康浴施設や温水プールがあります。
TRY IT NOW

この湯を、地図で探す

参考文献

関連記事

famous-onsen2026.05.09· 2

有馬温泉|日本三古泉、黄金と白銀の湯が湧く関西の奥座敷

神戸市にありながら豊かな自然に囲まれた関西の奥座敷。日本書紀にも名が記される日本三古泉の一つです。空気に触れて色を変える赤褐色の「金泉」と、無色透明の「銀泉」、異なる泉質の湯を愉しめるのが最大の魅力です。

famous-onsen2026.05.09· 1

城崎温泉|浴衣と下駄で巡る、七つの外湯の物語

1300年の歴史を誇る兵庫県の城崎温泉。柳並木が美しい大谿川沿いに、趣の異なる7つの外湯が点在します。「まち全体がひとつの旅館」という思想のもと、浴衣と下駄で外湯を巡るのがこの地の醍醐味です。