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温泉の禁忌症|入浴を避けるべき疾患・状態を環境省資料をもとに解説

公開 2026年5月6日·1分で読める

温泉には「禁忌症」と呼ばれる、入浴によって健康被害が生じる恐れのある疾患・状態があります。環境省「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは」に記載された一般的禁忌症と泉質別禁忌症を解説します。

目次
  1. 一般的禁忌症(全泉質共通)
  2. 泉質別の主な禁忌症
  3. 施設での禁忌症掲示

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※ これは医療判断ではありません。該当する場合は主治医にご相談ください。

一般的禁忌症(全泉質共通)

  • 急性疾患(特に発熱中)
  • 活動性の結核
  • 悪性腫瘍
  • 重い心臓病
  • 呼吸不全
  • 腎不全
  • 出血性疾患
  • 高度な貧血
  • 妊娠中(特に初期と末期)

泉質別の主な禁忌症

泉質主な禁忌
酸性泉皮膚・粘膜の過敏な方、眼の疾患
硫黄泉銅・鉄製品との接触に注意(変色)、慢性皮膚炎の重症例
放射能泉(ラドン泉)放射線治療中、妊娠中
含鉄泉酸化鉄が衣類を染める可能性
出典:環境省「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは」

施設での禁忌症掲示

温泉法第18条により、温泉利用施設は禁忌症・入浴上の注意事項を見やすい場所に掲示することが義務づけられています。入浴前に必ず確認してください。泉質によっては皮膚や粘膜への刺激が強い場合があるため、初めての泉質に入浴する際は短時間から試すことをお勧めします。

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参考文献

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