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温泉の禁忌症|入浴を避けるべき疾患・状態を環境省資料をもとに解説

公開 2026年5月6日·1分で読める

温泉には「禁忌症」と呼ばれる、入浴によって健康被害が生じる恐れのある疾患・状態があります。環境省「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは」に記載された一般的禁忌症と泉質別禁忌症を解説します。

温泉の禁忌症|入浴を避けるべき疾患・状態を環境省資料をもとに解説
目次
  1. 一般的禁忌症(全泉質共通)
  2. 泉質別の主な禁忌症
  3. 施設での禁忌症掲示

CHECK YOUR CONDITION

自分が該当しないか確認しましょう

※ これは医療判断ではありません。該当する場合は主治医にご相談ください。

一般的禁忌症(全泉質共通)

  • 急性疾患(特に発熱中)体温が上昇し、体に大きな負担をかける可能性があります。病気に対する抵抗力が弱まり、症状を悪化させる恐れがあるため、入浴は避けるべきです。まずは安静にし、回復に専念しましょう。
  • 活動性の結核温泉入浴による体力の消耗が、病状に悪影響を及ぼす可能性があります。治療に専念し、体力を温存することが重要です。必ず主治医の指示に従い、入浴が可能か確認してください。
  • 悪性腫瘍入浴による体温上昇や血行促進が、病状に予期せぬ影響を与える可能性が指摘されています。治療方針にも関わるため、入浴の可否については必ず専門医にご相談ください。
  • 重い心臓病高温のお湯や水圧は、心臓や血管に大きな負担をかけます。血圧の急激な変動を引き起こすこともあり、重い心臓病の方には危険を伴うため、入浴は禁じられています。
  • 呼吸不全湯気や温熱、また胸にかかる水圧によって呼吸がしにくくなることがあります。呼吸器系への負担が増加し、症状を悪化させる危険性があるため、入浴は避ける必要があります。
  • 腎不全入浴による発汗は体内の水分や電解質のバランスを変化させ、腎臓に大きな負担をかけることがあります。特に腎機能が低下している場合、脱水症状などが重篤な状態につながる恐れがあります。
  • 出血性疾患温泉の温熱効果で血管が拡張し、血流が活発になります。そのため、出血しやすい疾患をお持ちの場合、症状を助長したり、再出血のリスクを高めたりする可能性があるため禁忌とされています。
  • 高度な貧血入浴は体力を消耗し、特に高温浴では発汗により鉄分が失われることもあります。貧血が高度な場合、入浴中にめまいや立ちくらみを起こしやすく、大変危険です。
  • 妊娠中(特に初期と末期)入浴による体温の過度な上昇や、滑りやすい浴室内での転倒は、母体と胎児の双方にとって大きなリスクとなります。特に体調が不安定になりがちな妊娠初期と臨月は、入浴を避けるべきとされています。

泉質別の主な禁忌症

泉質主な禁忌
酸性泉皮膚・粘膜の過敏な方、眼の疾患
硫黄泉銅・鉄製品との接触に注意(変色)、慢性皮膚炎の重症例
放射能泉(ラドン泉)放射線治療中、妊娠中
含鉄泉酸化鉄が衣類を染める可能性
出典:環境省「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは」

施設での禁忌症掲示

温泉法第18条により、温泉利用施設は禁忌症・入浴上の注意事項を見やすい場所に掲示することが義務づけられています。入浴前に必ず確認してください。泉質によっては皮膚や粘膜への刺激が強い場合があるため、初めての泉質に入浴する際は短時間から試すことをお勧めします。

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