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飲泉(温泉水を飲む)の基礎知識と注意事項|効果・方法・禁忌を解説

公開 2026年5月6日·1分で読める

飲泉とは温泉水を直接飲む入浴法の一種です。消化器系・代謝系の疾患に適応症が認められる場合がありますが、飲泉ができる温泉は法律で限定されており、量や方法を守ることが重要です。

目次
  1. 飲泉が認められる温泉とは
  2. 飲泉の一般的な効果
  3. 飲泉できない場合

飲泉が認められる温泉とは

飲泉は温泉法(第14条)に基づく「飲用許可」を受けた施設のみで行えます。許可を受けた施設では、飲泉場の近くに泉質・飲用方法・禁忌事項が掲示されており、その指示に従うことが義務づけられています。飲用許可を受けていない源泉をそのまま飲むことは法的に認められておらず、成分によっては健康被害が生じる可能性があります。

飲泉の一般的な効果

  • 便秘・消化器機能低下(塩化物泉・硫酸塩泉)
  • 貧血(含鉄泉)
  • 痛風(炭酸水素塩泉のアルカリ化尿)

飲泉できない場合

  • 飲泉許可のない温泉(源泉をそのまま飲まない)
  • 乳幼児
  • 腎機能障害のある方(ラドン等)
  • 妊婦(硫黄泉等)

飲泉におすすめの泉質

炭酸水素塩泉で飲泉が楽しめる温泉

全国の炭酸水素塩泉から、飲泉許可のある施設を探してみましょう。

※ 飲泉は施設に掲示された許可表示と指示に必ず従ってください。

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参考文献

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