二股温泉(1A・B・2・3・4・5・6・7号の混合)
分析書未確認明治31年に開かれ、大正時代の調査でラジウムを含む湯として知られるようになった二股の湯。湯に溶けた炭酸カルシウムが長い年月をかけて沈殿し、長さ400mにも及ぶ石灰華ドームを築き上げた。複数の泉源が混ざり合う湯は空気に触れて黄褐色に濁り、湯面には蝋のような湯の花が浮かぶ。濃い塩分と炭酸水素塩が肌を包み、山深い谷で湯治客の体を芯から温め続けてきた力強い湯だ。
バーの長さは、各成分が「特徴的」と言える基準値(療養泉基準や美肌の湯基準など)と比べてどれだけ豊富かを示します。
鉱泉分析法指針(環境省)の含有基準値に基づく本サイト独自スコアです。温泉分析書の成分値から算出しており、施設の雰囲気・サービスとは関係ありません。
▸注記
掲載している温度・pH・成分値は温泉分析書(源泉)に基づくものです。加水・加温・循環ろ過の有無により、実際の浴槽内の数値は異なる場合があります。利用状況は施設にて最新状況をご確認ください。
源泉43.2℃の湯がそのまま注がれ、湯口側の浴槽は熱め、排湯側はぬるめになりやすい。成分総計9g/kgを超える濃い塩化物泉で湯あたりしやすいため、ぬるめの浴槽で短めに浸かり、休憩をはさむとよい。深い立ち湯は足元に注意する。
塩化物イオン3980mg/kgの濃い塩分が肌に薄い膜をつくり、湯上がり後も熱を逃がしにくい。湯冷めしない保温の湯として、山の冷え込みの中でも体を芯から温める。カルシウムイオン619mg/kgを含むまろやかな湯は、こわばった体をほぐし、痛みの緩和を願う湯治のひとときに寄り添う。
成分の濃い塩化物泉のため長湯は湯あたりのもとになる。深さ120cmの立ち湯があるので転倒や足元に注意する。浴後は真水で肌を流すと塩分によるかゆみを防ぎやすい。飲泉はしない。
※ 詳細な禁忌症は下の分析書データをご確認ください
ANALYSIS DATA分析書の全項目を見る ▼
源泉の情報
- 源泉名
- 二股温泉(1A・B・2・3・4・5・6・7号の混合)
- 泉質名
- ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
- 旧泉質名
- 塩化土類-食塩泉
- 源泉温度
- 43.2℃
- pH
- 7.1
- 湧出形態
- 自然湧出
- 浸透圧
- 等張性
分析書
- 分析年月日
- 2002-08-14
- 分析機関
- 財団法人 北海道薬剤師会公衆衛生検査センター
- 登録番号
- 北海道第2号
陽イオン
- ナトリウムイオン Na⁺
- 1970 mg/kg
- カリウムイオン K⁺
- 543 mg/kg
- アンモニウムイオン NH₄⁺
- 2.8 mg/kg
- マグネシウムイオン Mg²⁺
- 112 mg/kg
- カルシウムイオン Ca²⁺
- 619 mg/kg
- アルミニウムイオン Al³⁺
- 検出されず
- マンガンイオン Mn²⁺
- 0.40 mg/kg
- 鉄(II)イオン Fe²⁺
- 1.0 mg/kg
- 鉄(III)イオン Fe³⁺
- 0.10 mg/kg
- 亜鉛イオン Zn²⁺
- 検出されず
- 鉛イオン Pb²⁺
- 検出されず
- 銅イオン Cu²⁺
- 検出されず
- カドミウムイオン Cd²⁺
- 検出されず
- 陽イオン計
- 3.2 mg/kg
陰イオン
- フッ化物イオン F⁻
- 0.20 mg/kg
- 塩化物イオン Cl⁻
- 3980 mg/kg
- 硫酸イオン SO₄²⁻
- 92.6 mg/kg
- 炭酸水素イオン HCO₃⁻
- 1598 mg/kg
- 炭酸イオン CO₃²⁻
- 1.6 mg/kg
- 硝酸イオン NO₃⁻
- 0.90 mg/kg
- 陰イオン計
- 5.7 mg/kg
非解離成分
- メタケイ酸 H₂SiO₃
- 61.6 mg/kg
- メタホウ酸 HBO₂
- 175 mg/kg
- 非解離成分計
- 0.24 mg/kg
溶存ガス成分
- 遊離二酸化炭素 CO₂
- 161 mg/kg
- 遊離硫化水素 H₂S
- 0.00 mg/kg
- 溶存ガス計
- 0.16 mg/kg
微量成分
- ラドン Rn
- 5.8 Bq/kg
総量
- 溶存物質総量
- 9.2 mg/kg
- 成分総計
- 9.3 mg/kg
- 蒸発残留物
- 8.4 mg/kg
利用状況
- 加温
- なし
- 加水
- なし
- 循環・ろ過
- なし
- 入浴剤・その他添加
- なし
- 消毒
- なし
適応症・禁忌症
- 浴用の適応症
- きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
- 一般的適応症
- 高血圧(軽度)、関節リウマチ、自律神経不安定症、不眠症、筋肉や関節の慢性的な痛みやこわばり、運動麻痺による筋肉のこわばり、胃腸機能低下
- 禁忌症
- 急性疾患(発熱時など)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)
飲用
- 飲用可否
- 飲用不可


