貴乃湯
分析書未確認貴乃湯は、浅間山の北麓、吾妻線の線路脇で掘削により自噴する源泉で、80mほど引き湯して浴槽へ注がれています。塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩の3つの泉質がほぼ同じ比率で溶け込むのが最大の個性で、塩の温まり、硫酸塩のしっとり感、炭酸水素塩のなめらかさを一度に味わえます。鉄分を含むため湯口には茶褐色の析出物がこびりつき、空気に触れると笹濁りの湯色へと変わります。高原の冷えた夜にこそ頼もしい、欲張りな湯です。
バーの長さは、各成分が「特徴的」と言える基準値(療養泉基準や美肌の湯基準など)と比べてどれだけ豊富かを示します。
鉱泉分析法指針(環境省)の含有基準値に基づく本サイト独自スコアです。温泉分析書の成分値から算出しており、施設の雰囲気・サービスとは関係ありません。
▸注記
掲載している温度・pH・成分値は温泉分析書(源泉)に基づくものです。加水・加温・循環ろ過の有無により、実際の浴槽内の数値は異なる場合があります。利用状況は施設にて最新状況をご確認ください。
源泉は42.2℃とややぬるめのため加温して注がれており、湯口付近は熱く感じることがあります。よくかき混ぜてから入り、熱いときは湯口から離れた場所で。中性で肌あたりはやさしいので、湯上がりは真水で流しすぎず成分を肌に残しましょう。
塩化物イオン637mg/kgが肌をやさしく覆って湯冷めしない保温をもたらし、硫酸イオン657mg/kgは古くから傷や痛みの緩和に寄り添う湯として親しまれてきました。メタケイ酸129mg/kgを含み、湯上がりの肌のなめらかさも楽しめます。
加温された湯は湯口付近で熱くなりやすいので、湯温を確かめてから入りましょう。温まりが強いため長湯によるのぼせに注意し、こまめに水分を補給してください。
※ 詳細な禁忌症は下の分析書データをご確認ください
ANALYSIS DATA分析書の全項目を見る ▼
源泉の情報
- 源泉名
- 貴乃湯
- 泉質名
- ナトリウム・マグネシウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩温泉
- 源泉温度
- 42.2℃
- pH
- 7.2
- 湧出量
- 93 L/min
- 湧出形態
- 掘削自噴
- 浸透圧
- 低張性
分析書
- 分析年月日
- 2013-10-16
- 分析機関
- 一般社団法人 群馬県薬剤師会(環境衛生試験センター)
- 登録番号
- 群馬薬第2号
陽イオン
- ナトリウムイオン Na⁺
- 519 mg/kg
- カリウムイオン K⁺
- 74.1 mg/kg
- マグネシウムイオン Mg²⁺
- 108 mg/kg
- カルシウムイオン Ca²⁺
- 141 mg/kg
- アルミニウムイオン Al³⁺
- 0.05 mg/kg 未満
- マンガンイオン Mn²⁺
- 0.41 mg/kg
- 鉄(II)イオン Fe²⁺
- 3.3 mg/kg
- 鉛イオン Pb²⁺
- 0.005 mg/kg 未満
- 銅イオン Cu²⁺
- 0.00 mg/kg
- 陽イオン計
- 0.85 mg/kg
陰イオン
- フッ化物イオン F⁻
- 0.1 mg/kg 未満
- 塩化物イオン Cl⁻
- 637 mg/kg
- 硫酸イオン SO₄²⁻
- 657 mg/kg
- 炭酸水素イオン HCO₃⁻
- 534 mg/kg
- 炭酸イオン CO₃²⁻
- 0.30 mg/kg
- 臭化物イオン Br⁻
- 0.50 mg/kg
- 陰イオン計
- 1.8 mg/kg
非解離成分
- メタケイ酸 H₂SiO₃
- 129 mg/kg
- メタホウ酸 HBO₂
- 6.9 mg/kg
- 非解離成分計
- 0.14 mg/kg
溶存ガス成分
- 遊離二酸化炭素 CO₂
- 72.6 mg/kg
- 遊離硫化水素 H₂S
- 0.00 mg/kg
- 溶存ガス計
- 0.07 mg/kg
総量
- 溶存物質総量
- 2.8 mg/kg
- 成分総計
- 2.9 mg/kg
- 蒸発残留物
- 2.6 mg/kg
利用状況
- 加温
- あり(温泉手帖(2021-10-21記事)『季節により加温と記載があったけど、実際は常に加温してる』『加温あり 加水循環消毒なし』。源泉42.2℃・引き湯約80mのため(同記事)。)
- 加水
- なし
- 循環・ろ過
- なし
- 入浴剤・その他添加
- なし
- 消毒
- なし
適応症・禁忌症
- 浴用の適応症
- きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
- 一般的適応症
- 高血圧(軽度)、関節リウマチ、自律神経不安定症、不眠症、筋肉や関節の慢性的な痛みやこわばり、運動麻痺による筋肉のこわばり、胃腸機能低下
- 禁忌症
- 急性疾患(発熱時など)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)
飲用
- 飲用可否
- 飲用不可



