四万温泉 長静館の湯・つばたやの湯-1 混合泉
分析書未確認「四万(しま)の病を癒す」と名に込められた四万温泉の、山口地区で自然に湧く2本の源泉を混合槽で合わせた湯。陽イオンはナトリウムが約59%、カルシウムが約38%と二本柱で、陰イオンは塩化物イオンが64%、硫酸イオンが30%を占める。塩の温もりと硫酸塩のしっとり感を併せ持ち、無色透明で癖が少ない。成分総計1.42g/kgの穏やかな濃さで、四万川の渓谷に寄り添うように静かに人を包み込む、懐の深い湯である。
バーの長さは、各成分が「特徴的」と言える基準値(療養泉基準や美肌の湯基準など)と比べてどれだけ豊富かを示します。
- 塩化物(塩分)456 mg/kg
- 感じること
- なめると塩辛い。湯上がりも温かさが続く
- とされる効果
- 肌についた塩分が膜をつくり、保温・保湿効果があるとされる。浴用の適応症にきりきず・冷え性・皮膚乾燥症など
- 注意
- 傷口にしみることがある。濃い湯は湯あたりしやすいので長湯を避ける
- 硫酸塩287 mg/kg
- 感じること
- 肌がしっとりする。なめると苦みがあることがある
- とされる効果
- 保温効果が高く、傷を治す効果が期待できるとされる。浴用の適応症にきりきず・皮膚乾燥症など
- 注意
- 体がよく温まるので長湯しすぎない
- メタケイ酸100 mg/kg
- 感じること
- 肌がなめらかに感じられることがある
- とされる効果
- 50mg/kg 以上で「美肌の湯」の目安とされる。保湿成分として化粧品にも使われる
- 注意
- 「美肌の湯」は法律の基準ではなく、一般に使われる目安
- 泉温48.2℃
- 感じること
- 源泉が42℃以上の高温泉。浴槽も熱めのことがある
- とされる効果
- 温熱で血行がよくなり、体が温まるとされる
- 注意
- 高齢の方や高血圧・心臓病の方は42℃以上の熱い湯を避け、短時間で上がる
効果は、環境省「温泉地の多言語化促進マニュアル」の泉質別適応症などによる一般的な説明で、効果を保証するものではありません。
鉱泉分析法指針(環境省)の含有基準値に基づく本サイト独自スコアです。温泉分析書の成分値から算出しており、施設の雰囲気・サービスとは関係ありません。
▸注記
掲載している温度・pH・成分値は温泉分析書(源泉)に基づくものです。加水・加温・循環ろ過の有無により、実際の浴槽内の数値は異なる場合があります。利用状況は施設にて最新状況をご確認ください。
pH7.5の中性に近い湯で肌への刺激は少なめ。塩化物泉の保温力を生かすなら上がり湯は軽く流す程度にし、湯上がりはすぐ体を拭いて冷やさないようにしよう。源泉は48.2℃あるので、浴槽ごとの湯温を確かめてから入りたい。
塩化物イオン456mg/kgが肌に薄い塩の膜をつくり、湯冷めしない保温が期待できる。硫酸イオン287mg/kgとカルシウム155mg/kgを含む硫酸塩泉の性質もあわせ、肩や膝のこわばりに寄り添う痛みの緩和のひとときになるだろう。
源泉は48.2℃と高めなので、湯温を確かめてから入る。温まりやすい湯のため長湯による湯あたりや脱水に気をつけ、入浴前後にこまめに水分をとる。
※ 詳細な禁忌症は下の分析書データをご確認ください
ANALYSIS DATA分析書の全項目を見る ▼
源泉の情報
- 源泉名
- 四万温泉 長静館の湯・つばたやの湯-1 混合泉
- 泉質名
- ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
- 源泉温度
- 48.2℃
- pH
- 7.5
- 湧出形態
- 自然湧出
- 浸透圧
- 低張性
分析書
- 分析年月日
- 2016-04-07
- 分析機関
- 一般社団法人群馬県薬剤師会
- 登録番号
- 群馬薬第2号
陽イオン
- ナトリウムイオン Na⁺
- 275 mg/kg
- カリウムイオン K⁺
- 19.7 mg/kg
- マグネシウムイオン Mg²⁺
- 2.3 mg/kg
- カルシウムイオン Ca²⁺
- 155 mg/kg
- アルミニウムイオン Al³⁺
- 0.05 mg/kg 未満
- マンガンイオン Mn²⁺
- 0.10 mg/kg
- 鉄(II)イオン Fe²⁺
- 0.04 mg/kg
- 鉛イオン Pb²⁺
- 検出されず
- 銅イオン Cu²⁺
- 検出されず
- 陽イオン計
- 452 mg/kg
陰イオン
- フッ化物イオン F⁻
- 0.50 mg/kg
- 塩化物イオン Cl⁻
- 456 mg/kg
- 硫酸イオン SO₄²⁻
- 287 mg/kg
- 炭酸水素イオン HCO₃⁻
- 72.4 mg/kg
- 炭酸イオン CO₃²⁻
- 0.1 mg/kg 未満
- 臭化物イオン Br⁻
- 2.6 mg/kg
- 陰イオン計
- 819 mg/kg
非解離成分
- メタケイ酸 H₂SiO₃
- 100 mg/kg
- メタホウ酸 HBO₂
- 37.2 mg/kg
- 非解離成分計
- 137 mg/kg
溶存ガス成分
- 遊離二酸化炭素 CO₂
- 15.4 mg/kg
- 遊離硫化水素 H₂S
- 0.00 mg/kg
- 溶存ガス計
- 15.4 mg/kg
総量
- 溶存物質総量
- 1410 mg/kg
- 成分総計
- 1420 mg/kg
- 蒸発残留物
- 1420 mg/kg
利用状況
- 利用状況
- 不明
適応症・禁忌症
- 浴用の適応症
- きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
- 一般的適応症
- 高血圧(軽度)、関節リウマチ、自律神経不安定症、不眠症、筋肉や関節の慢性的な痛みやこわばり、運動麻痺による筋肉のこわばり、胃腸機能低下
- 禁忌症
- 急性疾患(発熱時など)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)
飲用
- 飲用可否
- 飲用不可



