安田温泉
分析書未確認安田温泉は、阿賀野川の右岸、五頭連峰を背にした阿賀野市保田の田園地帯に湧く源泉です。地下から動力でくみ上げられる湯は泉温19.9℃、毎分105リットル。2024年の分析では成分総計が1kgあたり23,161mgに達し、海水に近いほど濃い塩分を抱えた「強塩泉」に分類されました。陽イオンはナトリウムが約85%を占め、陰イオンは塩化物イオンが9割超。さらによう化物イオン34.1mgと臭化物イオン84.6mgを含み、太古の海水がかん水として地層に閉じ込められた、いわゆる化石海水型の性格をうかがわせます。遊離二酸化炭素も413.7mgと多めです。ほぼ無色澄明で、口に含むと強い塩味の奥にかすかな金気。たとえるなら、寡黙な日本海の漁師のような湯――見た目は素朴でも、肌に触れると濃い潮の力でしっかりと体を包み込み、湯上がり後も長くぬくもりを残してくれます。
バーの長さは、各成分が「特徴的」と言える基準値(療養泉基準や美肌の湯基準など)と比べてどれだけ豊富かを示します。
- 塩化物(塩分)12350 mg/kg
- 感じること
- なめると塩辛い。湯上がりも温かさが続く
- とされる効果
- 肌についた塩分が膜をつくり、保温・保湿効果があるとされる。浴用の適応症にきりきず・冷え性・皮膚乾燥症など
- 注意
- 傷口にしみることがある。濃い湯は湯あたりしやすいので長湯を避ける
- メタケイ酸93.2 mg/kg
- 感じること
- 肌がなめらかに感じられることがある
- とされる効果
- 50mg/kg 以上で「美肌の湯」の目安とされる。保湿成分として化粧品にも使われる
- 注意
- 「美肌の湯」は法律の基準ではなく、一般に使われる目安
効果は、環境省「温泉地の多言語化促進マニュアル」の泉質別適応症などによる一般的な説明で、効果を保証するものではありません。
鉱泉分析法指針(環境省)の含有基準値に基づく本サイト独自スコアです。温泉分析書の成分値から算出しており、施設の雰囲気・サービスとは関係ありません。
▸注記
掲載している温度・pH・成分値は温泉分析書(源泉)に基づくものです。加水・加温・循環ろ過の有無により、実際の浴槽内の数値は異なる場合があります。利用状況は施設にて最新状況をご確認ください。
成分総計23g/kgを超える高張性の強塩泉で、体への負担が大きめです。最初は肩まで浸かって3〜5分程度にとどめ、休憩を挟みながら入りましょう。塩分が肌に残ると保温効果が続く一方、肌の弱い人はかゆみが出ることもあるため、気になる場合は上がり湯で軽く流してください。湯上がりは水分補給を忘れずに。
塩化物イオン12,350mg/kgという濃い塩分が肌の表面に薄い膜をつくり、汗の蒸発を抑えることで「湯冷めしない保温」が長く続くといわれます。高張性の湯は体を芯から温め、冷えやこわばりによる「痛みの緩和」にも向くとされ、寒い季節の湯治に適した源泉です。
成分が非常に濃い高張性の強塩泉のため、長湯や高温での連続入浴は湯あたりの原因になります。肌の乾燥やかゆみを感じたら真水で流してください。心臓や血圧に不安のある方は短時間の入浴を心がけましょう。
※ 詳細な禁忌症は下の分析書データをご確認ください
ANALYSIS DATA分析書の全項目を見る ▼
源泉の情報
- 源泉名
- 安田温泉
- 泉質名
- 含よう素-ナトリウム-塩化物強塩冷鉱泉
- 源泉温度
- 19.9℃
- pH
- 6.8
- 湧出量
- 105 L/min
- 湧出形態
- 動力揚湯
- 浸透圧
- 高張性
分析書
- 分析年月日
- 2024-04-03
- 分析機関
- 一般財団法人新潟県環境分析センター
- 登録番号
- 新潟県(登)環企第4号
陽イオン
- リチウムイオン Li⁺
- 0.70 mg/kg
- ナトリウムイオン Na⁺
- 7346 mg/kg
- カリウムイオン K⁺
- 424 mg/kg
- アンモニウムイオン NH₄⁺
- 460 mg/kg
- マグネシウムイオン Mg²⁺
- 119 mg/kg
- カルシウムイオン Ca²⁺
- 248 mg/kg
- アルミニウムイオン Al³⁺
- 0.00 mg/kg
- マンガンイオン Mn²⁺
- 0.10 mg/kg
- 鉄(II)イオン Fe²⁺
- 2.5 mg/kg
- 亜鉛イオン Zn²⁺
- 0.00 mg/kg
- 鉛イオン Pb²⁺
- 0.005 mg/kg 未満
- ストロンチウムイオン Sr²⁺
- 2.7 mg/kg
- バリウムイオン Ba²⁺
- 1.3 mg/kg
- 銅イオン Cu²⁺
- 0.00 mg/kg
- カドミウムイオン Cd²⁺
- 0.001 mg/kg 未満
- 陽イオン計
- 8605 mg/kg
陰イオン
- フッ化物イオン F⁻
- 0.00 mg/kg
- 塩化物イオン Cl⁻
- 12350 mg/kg
- 硫化水素イオン HS⁻
- 0.00 mg/kg
- チオ硫酸イオン S₂O₃²⁻
- 0.00 mg/kg
- 硫酸イオン SO₄²⁻
- 15.0 mg/kg
- 炭酸水素イオン HCO₃⁻
- 1556 mg/kg
- 炭酸イオン CO₃²⁻
- 0.00 mg/kg
- 臭化物イオン Br⁻
- 84.6 mg/kg
- よう化物イオン I⁻
- 34.1 mg/kg
- 硫酸水素イオン HSO₄⁻
- 0.00 mg/kg
- 亜硝酸イオン NO₂⁻
- 0.00 mg/kg
- 硝酸イオン NO₃⁻
- 3.3 mg/kg
- リン酸水素イオン HPO₄²⁻
- 0.30 mg/kg
- 陰イオン計
- 14043 mg/kg
非解離成分
- メタケイ酸 H₂SiO₃
- 93.2 mg/kg
- メタホウ酸 HBO₂
- 6.4 mg/kg
- 非解離成分計
- 99.6 mg/kg
溶存ガス成分
- 遊離二酸化炭素 CO₂
- 414 mg/kg
- 遊離硫化水素 H₂S
- 0.00 mg/kg
- 溶存ガス計
- 414 mg/kg
総量
- 溶存物質総量
- 22748 mg/kg
- 成分総計
- 23161 mg/kg
- 蒸発残留物
- 20850 mg/kg
利用状況
- 利用状況
- 不明
適応症・禁忌症
- 浴用の適応症
- きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
- 一般的適応症
- 高血圧(軽度)、関節リウマチ、自律神経不安定症、不眠症、筋肉や関節の慢性的な痛みやこわばり、運動麻痺による筋肉のこわばり、胃腸機能低下
- 禁忌症
- 急性疾患(発熱時など)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)、甲状腺疾患のある方は要確認(含よう素泉)
飲用
- 飲用可否
- 飲用不可