杉乃井ホテル混合泉
分析書未確認別府八湯のひとつ観海寺温泉の高台で、「杉-2」と南立石の地熱発電所の源泉という2本を設備のバルブで合わせた混合泉。地熱の恵みを電気にも湯にも生かす、別府らしい成り立ちをもつ。泉温は91.4℃と非常に高く、陰イオンでは塩化物イオンが64%、硫酸イオンが21%を占め、炭酸イオンも多い弱アルカリの湯。無色透明でかすかに塩味がし、メタケイ酸の多さがやわらかな肌ざわりを生む、穏やかで包容力のある湯である。
バーの長さは、各成分が「特徴的」と言える基準値(療養泉基準や美肌の湯基準など)と比べてどれだけ豊富かを示します。
- 塩化物(塩分)546 mg/kg
- 感じること
- なめると塩辛い。湯上がりも温かさが続く
- とされる効果
- 肌についた塩分が膜をつくり、保温・保湿効果があるとされる。浴用の適応症にきりきず・冷え性・皮膚乾燥症など
- 注意
- 傷口にしみることがある。濃い湯は湯あたりしやすいので長湯を避ける
- 硫酸塩247 mg/kg
- 感じること
- 肌がしっとりする。なめると苦みがあることがある
- とされる効果
- 保温効果が高く、傷を治す効果が期待できるとされる。浴用の適応症にきりきず・皮膚乾燥症など
- 注意
- 体がよく温まるので長湯しすぎない
- アルカリ性(pH)pH 8.6
- 感じること
- ぬるぬる・とろっとした肌触り
- とされる効果
- 肌の古い角質や余分な皮脂を落とすとされる
- 注意
- 湯上がりは乾燥しやすいので保湿を
- メタケイ酸379 mg/kg
- 感じること
- 肌がなめらかに感じられることがある
- とされる効果
- 50mg/kg 以上で「美肌の湯」の目安とされる。保湿成分として化粧品にも使われる
- 注意
- 「美肌の湯」は法律の基準ではなく、一般に使われる目安
- 泉温91.4℃
- 感じること
- 源泉が42℃以上の高温泉。浴槽も熱めのことがある
- とされる効果
- 温熱で血行がよくなり、体が温まるとされる
- 注意
- 高齢の方や高血圧・心臓病の方は42℃以上の熱い湯を避け、短時間で上がる
効果は、環境省「温泉地の多言語化促進マニュアル」の泉質別適応症などによる一般的な説明で、効果を保証するものではありません。
鉱泉分析法指針(環境省)の含有基準値に基づく本サイト独自スコアです。温泉分析書の成分値から算出しており、施設の雰囲気・サービスとは関係ありません。
▸注記
掲載している温度・pH・成分値は温泉分析書(源泉)に基づくものです。加水・加温・循環ろ過の有無により、実際の浴槽内の数値は異なる場合があります。利用状況は施設にて最新状況をご確認ください。
源泉は91.4℃と高温なので、浴槽ごとの湯温を手で確かめてから入ろう。pH8.6の弱アルカリ性で肌の角質がやわらぎやすいため、こすり洗いは控えめに。塩化物泉の保温力を生かすなら、上がり湯は軽く流す程度でよい。
塩化物イオン546.1mg/kgが肌に塩分の膜をつくり、湯冷めしない保温が期待される。硫酸イオン247.2mg/kgを含む硫酸塩泉の性質もあわせ、肩や腰のこわばりに寄り添う痛みの緩和のひとときになるだろう。
源泉は91.4℃の高温なので、やけどに注意し湯温を確かめてから入る。温まりやすい湯のため長湯による湯あたりや脱水に気をつけ、こまめに水分をとる。
※ 詳細な禁忌症は下の分析書データをご確認ください
ANALYSIS DATA分析書の全項目を見る ▼
源泉の情報
- 源泉名
- 杉乃井ホテル混合泉
- 泉質名
- ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
- 源泉温度
- 91.4℃
- pH
- 8.6
- 湧出形態
- 掘削自噴
- 浸透圧
- 低張性
分析書
- 分析年月日
- 2020-09-09
- 分析機関
- 株式会社東洋環境分析センター
- 登録番号
- 福岡県第8号
陽イオン
- リチウムイオン Li⁺
- 5.4 mg/kg
- ナトリウムイオン Na⁺
- 485 mg/kg
- カリウムイオン K⁺
- 50.8 mg/kg
- アンモニウムイオン NH₄⁺
- 0.30 mg/kg
- マグネシウムイオン Mg²⁺
- 0.10 mg/kg
- カルシウムイオン Ca²⁺
- 4.8 mg/kg
- アルミニウムイオン Al³⁺
- 0.20 mg/kg
- 亜鉛イオン Zn²⁺
- 0.05 mg/kg 未満
- 鉛イオン Pb²⁺
- 0.05 mg/kg 未満
- ストロンチウムイオン Sr²⁺
- 0.10 mg/kg
- 銅イオン Cu²⁺
- 0.05 mg/kg 未満
- カドミウムイオン Cd²⁺
- 0.05 mg/kg 未満
- 陽イオン計
- 547 mg/kg
陰イオン
- フッ化物イオン F⁻
- 1.5 mg/kg
- 塩化物イオン Cl⁻
- 546 mg/kg
- 硫酸イオン SO₄²⁻
- 247 mg/kg
- 炭酸水素イオン HCO₃⁻
- 48.8 mg/kg
- 炭酸イオン CO₃²⁻
- 78.0 mg/kg
- 臭化物イオン Br⁻
- 2.7 mg/kg
- リン酸水素イオン HPO₄²⁻
- 0.20 mg/kg
- 陰イオン計
- 925 mg/kg
非解離成分
- メタ亜ヒ酸 HAsO₂
- 0.80 mg/kg
- メタケイ酸 H₂SiO₃
- 379 mg/kg
- メタホウ酸 HBO₂
- 24.1 mg/kg
- 非解離成分計
- 404 mg/kg
溶存ガス成分
- 遊離二酸化炭素 CO₂
- 0.1 mg/kg 未満
- 遊離硫化水素 H₂S
- 0.1 mg/kg 未満
微量成分
- ラドン Rn
- 0.3 Bq/kg
総量
- 溶存物質総量
- 1875 mg/kg
- 成分総計
- 1875 mg/kg
- 蒸発残留物
- 1851 mg/kg
利用状況
- 利用状況
- 不明
適応症・禁忌症
- 浴用の適応症
- きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
- 一般的適応症
- 高血圧(軽度)、関節リウマチ、自律神経不安定症、不眠症、筋肉や関節の慢性的な痛みやこわばり、運動麻痺による筋肉のこわばり、胃腸機能低下
- 禁忌症
- 急性疾患(発熱時など)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)
飲用
- 飲用可否
- 飲用不可


